ピッコマ『悪役が施す美徳』第61話 ネタバレ&感想

第61話 ネタバレ

イザナ
イザナ

(今日は何故心が読めないんだ?ジンジャー…

何を考えているんだよ?一体・・・)

「・・・・・・!」

イザナがジンジャーの赤くなった手を見て思い出す。

『これから毎日お料理を持ってきますね。そうやって私の愛に染まっていくのです…』

『でも上達してるのならよかったです』

『何度も何度も練習したんです』

(ジンジャー・・・)

俺のために手が荒れるまで料理の練習をするジンジャーが俺に毒を盛るわけがない。

だがこれまで見てきたアトランタ侯爵令嬢は・・・間違いなく俺たちを引き裂こうとしているようだ。

何が目的なのかはわからないが

イザナ
イザナ

見せてやる俺たちの関係を

「・・・陛下?」

心を読まなくたって・・・俺はジンジャーを・・・

イザナが料理を食べた。

「陛下どうですか・・・?味は・・・?」

「うん少し生姜の味がするけどおいしいよ」

「よかった一生懸命練習した甲斐がありました」

「でも、もう手が赤くなるまで練習することはない」

イザナがジンジャーの手をギュッと握る。

イザナ
イザナ

「俺はおまえが傍にいればそれでいいのだから」

「陛下・・・」

「・・・・・・」

レラジエが2人を見てプルプルと震える。

ハメルはため息をつき

(フゥ・・・何か起こるのではとハラハラしたよ)と思う。

ドサッ

しかしイザナが突然倒れた。

「へ・・・陛下?」

「陛下!」

「陛下、大丈夫ですか!?」

「陛下!しっかりしてください!」

ハメル
ハメル

「・・・中毒症状です」

「中毒?どうして・・・!」

なんで・・・

一体・・・誰が?

いつ?

「ジンジャー・・・大した演技力ね?」

「それどういうこと?」

「全部聞いたわ。メイドに毒を盛らせていたこと。陛下が召し上がるものに毒を盛るなんて・・・どうしてそんなことができるの?」

「レ・・・レラジエ・・・まさか・・・」

ジンジャー
ジンジャー

「あんたの仕業なのね」

料理はいつも家で作ってきたから毒を盛られる隙はなかったはず。

一体いつの間に?

「人に罪を着せないでくれないかしら?」

「・・・あんた頭おかしいんじゃないの?」

パァーッ

「毒が広がる前に解毒呪文をかけましょう」

「ハメル陛下に何かあったら・・・」

「ご安心ください。解毒魔法は得意なのです」

全部・・・私のせいだ。

料理なんかするんじゃなかった・・・

でもまさかレラジエがここまでするとは・・・

このままじゃイザナが小説より辛い結末を迎えてしまう。

私が浅はかだった・・・

誤解されたまま・・・

また裏切られたと思わせてしまったまま目を覚まさなかったらどうしよう・・・

(お願い目を開けて)

胸が痛い・・・

((陛下?))

ううん

・・・イザナは知ってたのかも

知っていながら食べたんだ。

私を信じたくて・・・!

「レラジエこれで満足?」

「えっ?」

「人の関係を壊すのがそんなに楽しい?人を引き裂くなんて簡単だと思ってない?

でもね・・・それは大きな間違いよ今度こそ人の信頼関係をバカにしたことを後悔させてやる」

ジンジャーの涙がイザナの瞼に落ちた。

するとイザナがパァーッと光る。

ジンジャー
ジンジャー

(えっ?急に光が・・・!)

「この光は・・・?」

光が落ち着くとイザナが目を覚ました。

「俺はどうして床で寝てるんだ・・・?」

「陛下!!」

「陛下!大丈夫ですか?私が作ったケーキを食べて倒れちゃったんです!」

「まさか・・・ケーキにワインを入れたのか?」

「陛下ぁ!!・・・無事でホントによかったです。目が覚めないとどうしようかと…」

「もう大丈夫だ」

泣きだすジンジャーをイザナが慰める。

「・・・・・・ハメル今のはあなたの魔法ですか?」とレラジエが尋ねた。

「いえ今のは恐らく・・・」

答えに悩むハメルがジンジャーのドレスの裾が光っているのに気付く。

「ジンジャー様ドレスの裾が!!」

「な・・・なんでこれが私のドレスに・・・?」

光の元は赤いネックレスだった。

そして、またゲシュトが姿を現す。

「ゲシュト!」

「おじい様・・・?」

第61話 感想

結局、イザナは毒が仕掛けられているかもと思っても食べてしまったようですね。愛ですかね?ジンジャーは自分の料理がトラウマになりそうですが・・・

そしてまたゲシュトが現れました。そろそろ最終回が近いのかな?

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