ピッコマ『ありふれた転生女子の事情』第35話 ネタバレ&感想

第35話 ネタバレ

「クラクラする・・・」

皇太子
皇太子

「大丈夫か?もしかして何か思い出したのか?」

セレニア
セレニア

「師匠の顔がぼんやりと・・・ところでこれは私がいた世界で身分を証明するために使われているものよ。どうしてこれをあなたが持ってるの?

いったい皇宮で何があったの?」

******

【セレニア回想】

そうだ思いだした。

『お前も山のふもとに行って同じ年頃の友だちを作らないとな。私たちだっていろんな人と交流とやらをしなければいけないだろう?』

師匠はこう言ってた。

『あなたがランなのね!あんなダメ師匠のもとでこんなに立派な弟子が育つとは!』

山のふもとに下りてきた師匠はすぐにいい友だちと出会うことができた。

それに比べて

私はバカげたことをして大切な友だちを失った。

『こっちにおいで。私はランの気持ちをちゃんとわかってるから。大切な人を失うって本当に辛いことよね』

『師匠には言わないでください。心配をかけたくないんです』

『そうね、あんな空気の読めないあんぽんたんなんて慰めの一つも言えないだろうしね』

『・・・師匠が羨ましいです。お姉さんみたいな友だちがいて』

『私はランの友だちでもあるのよ?あの子はきっと幸せなところに行くと思うわ。心のきれいな優しい子だったから。ランにもきっと大切な友だちがたくさんできるよ。

嫉妬の気持ちを抑えることや人を大切に思ったり好きになることもわからないような分別のない奴らじゃなくてちゃんとランと向き合ってくれる人たち』

『・・・・・・果たしてこの世にそんな人がいるでしょうか?』

セレニア
セレニア

(おかしなことに私はある女のせいで他の世界に行かされて。そこでそういう人たちと出会えた)

******

『うちの部隊だけですべてのモンスターをやっつけたなんてすごくないですか?』

『はしゃぐんじゃない。少し落ち着け。確認をしないと・・・えっ!?何だお前?』

『敵か?かかって来い!!』とセレニアを発見した騎士は挑発するがセレニアに倒されてしまった。

『お前・・・いったい何者だ・・・?』

『あなたこそ何なの?そのおかしな服に髪だって・・・』

カイロス
カイロス

『誰だ僕の部下たちをこんな目に遭わせたのは?』

『団長・・・!我らが団長は帝国で一番強いお方なんだ!!』

『お前はもう終わりだ!』

バシッ

バキッ

ボカッ

ドスン

カイロスも倒されてしまった。膝をつくカイロスに尋ねる。

『何なの?降伏するの?』

(そっそんなはずが?我らが団長が跪くなんて不意を衝くために決まってる!)と部下たちが思う。

しかし

カイロス
カイロス

『降伏します。どうか僕に一手、教えてほしい』

『??』

******

セレニア『なるほどこの世界にも身分というものがあって、あなたはかなり身分の高い人でこのような刀で肉を切って食べるんですか』

カイロス『そうです』

『もう一度やってみますか』とビクトールはナイフを初めて使うセレニアに尋ねた。

『私には敬語を使わずに下の者たちに話す時と同じように接してください』

ギコギコとナイフの音が鳴る。

『そうでなくても私は目と髪の色のせいで変な目で見られるのに』

ギコギコ

『あなたを脅迫したとか洗脳したとか誤解されては困りますから』

ギコギコギコ

『だから敬語ではなく・・・』

ついに、セレニアの手からナイフが飛んでいき壁に刺さった。

『・・・・・・』

『・・・・・・』

セレニア
セレニア

(あっ、いけない!)

カイロス
カイロス

『・・・今、肉を切っていたナイフを投げてあの固い壁に刺した・・・んですか?

僕もやってみたい!・・・です!』

『殿下!食器で遊んではいけません!』とビクトールが叱る。

『・・・こんなことまで言いたくはないんだが俺は皇太子だけど俺とも友だちにならないか?金やるからさ!友情を誓うよ!国庫を賭けて!!』

『殿下!国庫を流出させるなんていけません!!』

******

それから他にも何かあったかしら?と考えるセレニア。

『大丈夫よ』

第35話 感想

セレニアの回想がほとんどでしたが、異世界に強制的に行かされた感じですね。元の世界には異世界に行けるほうほうがあるのかな?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください