ピッコマ『ありふれた転生女子の事情』第20話 ネタバレ&感想

第20話 ネタバレ

ジンジャーの弟マーシャルが手紙を書いていると部屋のベッドでエディスが泣いていた。

「あのさ・・・すごく気が散るんだけど」

「みんな嫌いよお父様もお母様もお姉様とあんただけが好き・・・あんたに次女の悲しさが分かる?」

「姉ちゃん昼食を食べてからもう3時間も泣いてるよ?」

******

【3時間前】

「マーシャルお前が我が家の代表としてバレリーの婚約式に出席しなさい。私はちょうど外せない用事ができてしまってね」

「私は?私の方がマーシャルよりも年上でしょう?私が行ってはダメですか?」

「ダメだ」

「どうして!!私だってドウェロ城を見てみたいわ!!」

マーシャル
マーシャル

(そんなんだからダメなんだよ。バレリーお姉ちゃまは知らないだろうけど、感謝祭のパーティー以降エディス姉ちゃんはドウェロ卿のファンになっちゃったんだ。お父様は姉ちゃんが婚約式に出席して万が一失態でもおかしたら大変だと判断したんだろう)

「行く前に公爵殿下に手紙を書くように」と父は言う。

******

「私のこと嫌いなのよ!お父様とお母様はあんただけ・・・お姉様だけ好きなのよ!」とエディスは泣き叫ぶ。

「それは誤解だよ・・・」

「あんたも嫌い!あんたが一番嫌いよ!バレリーお姉様のことはお姉ちゃまって呼ぶくせに私には姉ちゃんって!私のこともちゃんとお姉ちゃまって呼びなさいよ!!どうしてみんなお姉様ばっかり!!」と叫び枕をマーシャルに投げつけた。

「じゃあなんでさっきから嫌いな奴の部屋にいるんだよっ!!」

エディス
エディス

「私だって・・・私だって!!私だって・・・お姉様に会いたいのに・・・」

マーシャル
マーシャル

「・・・じゃあここで僕と一緒に手紙書きなよ」

エディス
エディス

「え?」

マーシャル
マーシャル

「お姉ちゃまに手紙を書いたら僕が渡してきてあげるよ」

******

一方、ジンジャーはベッドで目が覚める。

(あれ?見慣れない天井だ・・・じゃなくて・・・ここはちょっと前から私の部屋だったんだ)

「お嬢様!お嬢様、大丈夫ですか?私が誰だか分かりますか?」

「・・・?エイミーでしょ?」

「よかった・・・頭を強く打ったようだったので心配したんですよ。倒れる前のこと覚えてらっしゃいますか?」

「え?」

「何があったかというと・・・」

******

転びそうになったバレリーを支えたエドウィン。その現場を部屋に入ってきたカイロス達に見られてしまう。バレリーは浮気と誤解されたのかと思い焦った。必死にもがいたバレリーは皇太子とぶつかってしまう。

「お嬢様!大丈夫ですか?」

「うん大丈夫・・・」

(俺これどういう意味か知ってるぞやきもちを焼かせてるんだよな?)と補佐官のロックスはワクワクしていた。

「やっぱりボルシェイク様は迫力たっぷりで強靭さが違いますね!!ボルシェイク様の策略家的なお姿がいつの日か光を放ち全ての者の鏡となるでしょう!!」とロックスは言う。

(なんだっけ・・・?どうして私応援されてるの?)バレリーはぶつかった衝突で目が回っていた。

「どうして目の焦点が合ってないのかな?しっかりしてくださいお嬢様!」

バレリー
バレリー

(・・・そう私を不安に陥れる奴より・・・応援してくれる人たちのほうがいいに決まってる。よしっ!)

「そうよ、これからは私がもっともっと手段を選ばずに私の人生を勝ち取っていくのです」

気でも狂ったのかバレリーは手をあげて宣言する。

バレリーの発言にロックスは「カッコいい!!」と言い一人で盛り上がった。

「おっお嬢様!!」

エイミーは倒れそうになるバレリーを支えようとする。

「バレリー!!」

しかし、カイロスがすぐに駆け付けバレリーを支えた。

「ボルシェイク様大丈夫ですか?」

「あぁお嬢様!!」

「おいみんな俺のことは・・・?俺だってケガしてるのに・・・俺、皇太子なんだぞ・・・」

嫉妬していたカイロスが今は倒れたバレリーを見て戸惑う様子に(なんてことだ・・・ついさっきまで人でも殺しそうな顔つきだったのに・・・)とビクトールは思い笑う。

それを見たエイミーは「・・・何笑ってるんでっすか?何がおかしいんですか?お嬢様の頭が割れるのがそんなにおかしいですか?」とブチギレする。

「いえそうではなくて・・・!」

******

「ということがあったんです」

「皇太子様のお顔は大丈夫だったの?」

「大丈夫じゃないですかね?皇宮で用事があるとかですぐに行かれましたから!公爵様も一緒に行かれてまだお戻りにならないところを見ると一緒にお仕事でもされてるんじゃないですか?」

「そう」

バレリー
バレリー

(それなら部屋でゆっくり休んでいても招かれざる客は来ないってことよね?)

「そのお茶の香りお気に召されましたか?ついさっきセレニア様がくださったものです」

ゲホッとバレリーはむせた。

「・・・あぁここは油断できない家だったわね」

「お口に合いませんか?打ったところの腫れを取るのにいいお茶だと仰ってましたが・・・」

(緑茶みたいなもんかしら?)

「そして『お待ちしてます!』とお伝えしてほしいと・・・」

(みんないったい私にどうしろっていうのよ!!だけど・・・)

『もっともがくがいい』と話していた予言家の言葉を思い出したジンジャーは

「今日はセレニアさんのところに行くわ」と話した。

第20話 感想

バレリーにとっての災難はまだまだ続きそうですねwww次はセレニアに会いに行くようですが誤解が解けると良いですね。

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