ピッコマ『悪役が施す美徳』第43話 ネタバレ&感想

第43話 ネタバレ

「・・・てやる」

「はい?」

ジンジャー
ジンジャー

(ね・・・寝たんじゃなかったの?)

「・・・ぶっ壊してやる」

「何をですか?」

「こんな忌々しい塔なんてぶっ壊してやる。粉々にしてやる・・・もう二度と・・・誰も閉じ込められないように・・・」

(寝言?フゥ・・・びっくりした起きたのかと思った。大人だから感情的なことはしないんじゃなかったの?歴史的建造物だって言ってたくせに。まぁ、イチャイチャはできなかったけど・・・かわいい寝顔が見られたからこれでよしとしよう)

「それじゃ塔の見学でもしよっかな?せっかく来たんだし!」

ジンジャーが立ち上がった時、裾を踏んでしまいよろけてしまう。そして、眠るイザナにキスをしてしまった。

(!!!?)

「キャァァァッ」

ジンジャー
ジンジャー

(陛下!い・・・今のは絶対にわざとじゃありません!!)

******

「う~ん・・・」

「陛下お目覚めですか」

イザナ
イザナ

(あのジュース・・・いやワインを飲んだ後のことを覚い出せない)

「・・・ジンジャーは?」

「他の者に邸宅まで送らせました。おやすみ中に帰宅し申し訳ないとおっしゃっておりました」

(ほう・・・逃げたのか大した度胸だ・・・この俺を・・・泥酔状態にし逃げるとは!それより・・・気のせいか?まだ生姜の香りがするような)

******

「フゥ・・・」

ジンジャーは風呂に入りながら今日のできごとを振り返る。

「まさかミカエルが待機してたとは・・・というか転んだ拍子にキスしちゃうとか・・・すごく・・・キャーッ」

(ラッキー!!母のご加護のおかげ(?))

「お・・・お嬢様!?どうかされましたか?」

「ううんなんでもないすぐに上がる」

「かしこまりました。ではごゆっくり」

(私ってば興奮しすぎ)

ジンジャー
ジンジャー

(あっそうだネックレス・・・うっかりつけてきちゃったどうしよう・・・まあいっか!何か言われたらまた持っていけばいいんだし)

またまたキャッと喜ぶジンジャーにメイドは「本当に大丈夫ですかお嬢様!?と心配する。

******

三日後ノックス伯爵邸でのパーティー

(あの日の事件が忘れられなくて会うのが恥ずかしいけど・・・みんなが集まるパーティーだからイザナとレラジエが会っちゃう可能性が高い)

ジンジャー
ジンジャー

(あの二人をくっつけるわけにはいかない。万が一レラジエがイザナに話しかければ・・・ネックレスが偽物だってことに気づくはず・・・)

「陛下お変わりございませんか?」

「お会いでき光栄です」と貴族たちがイザナに声をかける。

「招待ありがとう。君たちが元気そうで何よりだ。今夜は俺に気をつかわず・・・」

イザナはレラジエを見つけた。

「・・・楽しんでくれ」

「陛下お元気でしたか。近いうちに是非、陛下とお話がしたいと思っておりました。こうしてお会いできうれしいです」とレラジエが声をかける。レラジエの首には赤いネックレスがあった。

イザナ
イザナ

(あのネックレス・・・)

「ちょうど俺もそなたに聞きたいことがあった。静かなところに場所を移そう」

「はいよろこんで」

******

「こんばんはみなさん」

「こんばんはトルテ侯爵令嬢。まあ、今日はいつになくおきれいで」

「見違えましたわ!」

「ところで今日のパーティーには陛下もお見えになりましたか?」とジンジャーが令嬢たちに尋ねると

「はい今はお姿が見えませんがお越しになっていました」

「さっき、きれいなご令嬢と二階に上がるのを見ましたが・・・」

ジンジャー
ジンジャー

(もうレラジエに会ってしまったの!?)

******

ガチャッ

「ここにもいない。反対側のテラスかな・・・」

ジンジャーがイザナたちを探しているとハメルが肩をポンッとたたく。

「ジンジャー様」

「ハメル・・・?どうしてここに・・・?休暇を取ったんじゃ。びっくりしたじゃないですか」

「・・・・・・」

「何かあったんですか?あっすいませんが話は後にしてください。反対側のテラスに用があって」

「行かないでください」

「えっ・・・?」

「忘れようとしても・・・ダメなのです」

「何が?レラジエ?愛の告白は当事者同士でお願いします」

ムスッとするジンジャーをハメルがグイッと引き寄せ抱きしめた。

「・・・・・・!?」

(!!!)

ハメル
ハメル

「・・・あなたです。ジンジャー様あなたをタンスの中で抱きしめたあの瞬間から・・・あなたの温もりが・・・忘れられません」

第43話 感想

ハメルがついにジンジャーに告白してきましたね。イザナがそれを目撃するのかな・・・?何か進展がありそうです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください