ピッコマ『悪女は砂時計をひっくり返す』第36話 ネタバレ&感想

悪女は砂時計をひっくり返す

第36話 ネタバレ

「どうしてそこまで・・・正体を隠すんですか?アース様このような一方的な関係は好きではありません」

「フッ・・・」

「なにが面白いんですか?」

「いえ、ごもっともすぎてつい・・・ご気分を害してしまいすみません。僕が・・・お嬢様を知りたいと思う気持ちが先走ってしまいました」

「どうして私を・・・?」

アリア
アリア

(私の顔に惚れた感じでもないし私が誘惑したわけでもない)

「理由はたくさんありますが・・・伯爵の毛皮事業をアドバイスされたことが一番の理由ですかね」

(どういうこと?)

「今日の集まりでどういった人と関わっているのかわかったわ。正体を明かしたほうがお互いのためになると思うんだけど」

「それはちょっと・・・」

「え・・・?」

アース
アース

(ロースチェント伯爵家・・・貴族のまえでなにもできない皇太子という身分など・・・明かしたところでいいことはない

「お嬢様のおっしゃる通りですが・・・もう少々時間を頂けると幸いです。今はただのお嬢様の聡明さに惹かれた・・・謎の後援者と思って頂けますか」

「・・・・・・」

(ダメだけど・・・あの目をみると・・・勝てない!)

顔を赤くして目をそらすアリア。

「わかりました。まだ怪しいけど害はなさそうねでも・・・あまり待たせないでほしいわ」

アリア
アリア

(今日は絶対聞くって決めたのに・・・)

「わかりました。ちなみに大体の予想はついていますか?」

「教えないって言ったくせに・・・いま聞く?」

「僕をどう思っているのか気になって」

(変な人ね)

「はじめは田舎の貴族かと思っていたけど・・・帝国語の話し方や財力・・・プレゼントをみると・・・皇太子殿下かと思ったわ。でも公女様と婚約しているなら違う気がして・・・だから・・・」

「お嬢様は僕の想像をはるかに超えていらっしゃいますね」

「ただの推測ですから。だから私が知らない貴族の方なのだと思っています。秘密がお好きなアース様」

「そうですね。そう思っていただければ。また次回も楽しみにしています」

「ん~考えておくわ」

******

「レイン様はやっぱり~何度も花束を贈るということは・・・」

ミエールがチューリップの花束を見て言うと伯爵も

「忙しいと言いつつも関係をキープしたいのだろう」と話す。

ミエール
ミエール

「それもありますけど。アリアお姉様にご好意を示していますよね~?」

「ミエールもそう思うか!それなら間違いないな!」

「お母様もそう思われますよね?」

「え・・・印象は悪くないけど身分を明かさないところがね・・・」

「そうですか?身分が低ければもっとお似合いだと思いますよ?」とミエールが言う。

「お父様、このまえお話した倉庫の件はいかがですか?」とアリアが話を変えた。

「あれか!素晴らしいアイディアだからすでに準備を始めているよ」

「まさか実現するなんて夢のようだわ」

「私の後継者にしたいと思うほどだった」

「まぁ!」

「女の子だからそれは厳しいが、これからもアイディアが浮かんだら教えてくれ」

「わかりました」

アリア
アリア

(あいつはどうしてヒマさえあれば人をイラつかせるのかしら?公女とオスカーが自分の味方だと思って強気なのね。伯爵だってそう・・・。私1人でどうにかするしかない)

******

数日後

「お嬢様馬車に乗ってどちらへ・・・?」とアニーが尋ねるとアリアは

「カジノまで」

「カジノですか!?」

「そうよ」

「お嬢様まだ年齢が・・・」

「シーッ」

「問題ないから。私の名前だけは呼ばないで」

「あ・・・!」

アリアはニセ身分証を持っていた。

「お嬢様ってよびますね!」

「よろしく」

******

「ようこそ」

カジノに着くと使用人が出迎えた。

「メインホールまでお願いは。チップ100ゴールドよ。それとピノヌア産の赤ワインをお願いするわ」

「はい」

******

「ふ~ん・・・」

アリア
アリア

(久しぶりに来たけど変わってないのね。真昼間から賭博なんかして・・・)

二階からアリアは下の様子を見る。

******

「ハートのA!」

「違った!この中から1枚を当てるなんて無理だろ!」

1階に降りて賭け事をみていたアリアに

「参加なされますか?」とディーラーが尋ねた。

「はい」

「ご案内いたします」

******

「ハートのキング!」

「くそっ」

「またハートかよ!」

「このカードにチップを賭けた方・・・?」

「あ・・・、おめでとうございます!」

アリアは砂時計を使い見事に当てていた。

「はじめて見る顔だな!」

「ラッキーだなお嬢さん!」

******

翌日

「クローバーの4!」

「またか!?」「すごいぞ!」

そのまた翌日

「ダイヤの8!」

「お嬢さんは?」

「同じだ!」

「また当てた!」

「すごい!魔法でも使ったのか?」と観客が騒いでいた。

第36話 感想

アースの正体が見事に予想されてましたが、まだ正体を明かす気がないようですね。いつ明かすのかな?

そして伯爵は絶対に男でも自分の子供以外は後継者にする気がないと思いますよね・・・アイディアだけ搾り取ろうとしている感じです。

アリアはカジノで稼いでいましたがかなり目立っていたのでこの先大丈夫かな?

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