ピッコマ『ある継母のメルヘン』第31話 ネタバレ&感想

第31話 ネタバレ

「奥様の準備が終わりましたらお迎えに参ります。こちらで少々お待ちください」

案内された部屋でノラは菓子を食べながら待っていた。

ノラ
ノラ

(どうしてこんなに長くかかるんだ?少し話をするだけじゃなかったのか?クソ時計の音が耳障りでじっと座って待つなんて無理だ少し歩き回ってこよう)

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ノラが歩いているとガヤガヤした騒がしい部屋でシュリーの兄たちを見つける。

(あいつは・・・あの時の潰れた桃みたいな奴・・・!)

殴り込みに行くかと思われたがノラは立ち止まった。

ノラ
ノラ

(・・・侯爵家の騎士団?)

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「久しぶりに顔を合わせたってのになんだよこの殺伐とした雰囲気はーシュリーお前まさかこの前のことをまだ根に持ってんのか?俺が悪かったってあの時は少し興奮しすぎたんだよ!でも正直お前も言い過ぎただろ~それは認めるよな?」

ペラペラと喋る兄に「さっき良い家だと仰いましたよね。ヨハネスが私との婚姻の対価としてアグファ家に贈った屋敷と6人の使用人。毎年送られる貴族としての品位を維持するための費用などではたいして満足されなかったご様子ですね」とシュリーは言う。

「・・・何を言っているの当然ありがたく思っているわよ。侯爵様のご配慮のおかげで人並みの生活ができているんだから。それに比べてお前は一体どうなっているの?手紙の1つもよこさずにまるでわざと家族と縁を切ろうとしているみたいに」

シュリーの母
シュリーの母

「でもうちの娘に限ってそんなことをするはずはないわね!シュリーお前は母のことを考えてくれる子じゃない」

シュリー
シュリー

(ダメだ惑わされるな)

「ヨハネスという金づるが消えてしまったから新たな金づるを見つけろととんでもない再婚話を持ってこられて他の支援を望んでいらっしゃるようですけど手をお貸しすることはできません」

「!!」

「残念ですが私は臨時の当主に過ぎないためノイヴァンシュタイン家の財産は全て保管しておき子供たちへ渡さなければなりません。わざわざ首都まで出向いて来られずにもともといらっしゃった場所へお帰りください。

欲に目が眩んで追い出されるのはこの家の傍系の人たちも同様ですのでどうか気を悪くなさることのありませんよう」

「おい、シュリー!」

兄は椅子から立ち上がり「再婚の話をどうやって調べたのか知らねぇが俺たちがこんなことを言うのも全てお前を心配しているからだってことが分からないのか!!」

「本気でそう思っているのであればなおさら会いに来るのはやめてちょうだい。これ以上私がアグファの欲心に従うことはないわ」

シュリーの兄
シュリーの兄

「欲心だと!?家族に対してささやかな助けの手を差し伸べることがそんなに嫌なのか!屋敷?品位維持費?父さんがどういう人間だか忘れたのか!?」

「俺たちだって好きこのんでこんなことを言いに来てるわけじゃない。お前がこの家を思いやる気持ちの半分でも俺たちのことを気に掛けてくれたら——」

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【シュリーの過去】

「あーあ シュリーお前はいいよな。器量が良いってだけで金持ちと結婚できてさ。俺はどうすりゃいいんだよー」

シュリーは兄の言葉を思い出す。

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「これ以上私にどう責任を取れと言うのですか?お父様は以前と少しも変わっていないようですね。お母様も兄さんも私はずいぶん変わりました。それがあまりにも辛すぎてもう二度と後悔することのないように毎秒を生きようとしているそんな私に少しでも気付いてくださいましたか?」とシュリーは言う。

シュリー
シュリー

「2年前あんなに素っ気なく送り出した娘に妹にかける言葉が本当に本当にそれだけなのですか!?」

「この・・・誰に産み育ててもらったかも忘れて・・・恩知らずな娘が!!」

叩こうとした母を騎士が止める。

「な・・・」

「団長が席を外している関係でこの副団長エヴァレットがノイヴァンシュタイン家に献身する者たちを代表し奥様に対する無礼は許しませんお気を付けください」

「奥様」

「ええ、これ以上の話は必要ないようですね。もう二度と来られることはない方々ですので丁重にお見送りして差し上げるように」

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「離しなさい!!私はあんたたちの主の母親よ!この家の子供たちの祖母なのよ!」

騎士たちに取り押さえられた親子は屋敷から追い出されそうになっていた。

ノラ
ノラ

「わざわざ家まで押しかけてくるなんてよほど学習能力がないのか?」

シュリーの兄
シュリーの兄

「お前・・・毎度毎度首突っ込んできやがっていい度胸だな・・・夜道には気を付けな小生意気な餓鬼が」

******

「・・・・・・お入りください公子」

シュリーは覗いていたノラに言う。

「気づいていたんですか?」

「途中から。ロベルトが出迎えをしませんでした?」

「あの爺さんですか?案内はされたけど暇でジッとしていられなかったもので」

「今頃必死に公子を探しているでしょうね。ありがとうございます」

「何がですか?」

シュリー
シュリー

「飛び込んできたかったでしょうに堪えてくれて。私が自ら終わらせなければならないことでしたから」

ノラ
ノラ

「さっきのあの人たち、あんなのは家族だと言えません」

シュリー
シュリー

「——そうですね。もうこれからは家族ではありませんわ」

「そうだ、うちの母がなぜ夫人と会うようにと俺に言ったのかご存知ですか?話法の授業がどうとかという話だったのですが」

「え?」

(そんな言い訳をされたのね・・・)

「とにかく母からの頼みのために俺に関わるのであればやめてもらうよう言いに来たんです」

「それは誤解ですわ。先日公子が私を助けてくださった上にあの日のことについて沈黙まで守ってくださったのでお礼を申し上げたかっただけです。お願いされたためだなんてことはありません」

「——そうなんですか?」

「はい」

シュリー
シュリー

「今日だけでなく私と話をしたい時はいつでも仰ってください。公子には大きな借りがありますから」

ノラ
ノラ

「ノラ 公子ではなくノラと呼んでください」

「!」

「分かりました。えっと・・・ノラ・・・?」

シュリーは何か気まずく思う。

「敬語もやめてください。俺の方が気を遣うので」

「気楽に話してくれということですね。それじゃあ——ノラ 」

シュリー
シュリー

「チョコレートは好きかしら?」

ノラ
ノラ

「え?あるんですか?」

目を輝かせるノラに思わず微笑み「もちろん、たっぷりあるわよ」とシュリーはこたえた。

第31話 感想

とりあえず解決したようですが、また押しかけてきそうな感じにも思えました。それに、ノラもかなり根に持たれてる様子だったので何かされそうな予感・・・

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