ピッコマ『皇妃様のシークレットレッスン』第8話ネタバレ&感想

第8話 ネタバレ

「うーんもう朝なのね 館でも見て回ろうかな」

イサナは部屋の窓から庭をながめて思う。

記憶がないって言っても別人として過ごさないといけないもんね

「何にしても色々知っておく方が良さそう」

家族関係や趣味 嗜好ここでの礼儀作法とか

はぁ・・・私が読んだ小説の中じゃ異世界に来た瞬間全てを理解してたのに・・・現実は甘くない

「言葉が通じるだけありがたいか」

「ん?」

「!」

イサナが部屋からでると、花を運ぶ男と出会う。男はイサナと目を合わせるとドキッと驚いた様子で

「はわわ・・・み 見てません!ホントに見てません!絶対何も見てません!」

と話、慌てて後ろを向いた。

館の人かな?

「私はただ書斎に植木鉢を置きに行こうと・・・!」

そうだ これパジャマだった。

イサナは男の言葉に自分が着てる服をつまみながら思う。そこへアンがちょうど来てふたりをみたアンは、

「ショーン・ビーン!!何をしてるんです!?それは今朝のうちにおくようにと言ったでしょう!」

「ご安心ください私が処理しておきますから」

アンはイサナの背中を軽く押し先ほどの部屋へと連れていく。

「全て私の不注意です!本当に申し訳ありませんでした!」

ショーンと呼ばれていた男は土下座をするがむなしくも扉は閉ざされてしまった。

「おお・・・さっきのアンとは大違いね・・・お母さんみたいだった」

小さなミスでもすごく厳しい身分制だから?

「むやみに叱らないよう気を付けないと」

「お嬢さまアンです お召し物をご用意しました」

「ありがとう入って」

んんん!?ちょっと待ってーーこれが『普段着』!?

ヤバっ!お腹!・・・ほっ この体スリムで良かったー

使用人たちに着せ替えられているイサナは使用人の手が震えていることに気付く。手があんなに震えてる・・・どうしたんだろう?なんだか気まずいな

「アンその服は?」

「あこれですか?最近流行っているデザインなので準備したんですがお嬢さまがキライなグリーンだったので・・・」

「うん イヤ」

服を見たイサナは即答した。

「ですよね?色合いもそうなんですが宝石の大きさも位置もあり得ないですよね!」

ダサッ!とこたえるアン。

「そうね 真ん中のおっきな宝石なんて特に」

「近頃は みんなバルボサ家をマネしてグリーンやらパープルやらごちゃ混ぜで・・・」

「・・・」

着替えたイサナはアンに館を案内してもらい他の使用人をみかける。

なんかあまりにも丁寧過ぎるというかーー

まるでロボットみたい・・・と館で働く使用人たちを見て思う。

映画とかで見たことのあるレトロな雰囲気

「こちらは書斎で こちらはティールーム」

わーあの彫刻ってガラス製?クリスタル?

そしてーー

「あん あれは・・・」

「昨年 お嬢さまの18歳のお誕生日に描かれた肖像画ですよ」

去年18歳?じゃ今は19歳ってことか

「私よか年下じゃん」

「え?お嬢さま何か思い出されましたか?」

「あ・・・いやただの独り言よ」

「・・・」

肖像画をじーっと見つめるイサナ

めちゃ可愛い 気品があってクールで

氷のように冷たい瞳

記憶喪失ってことにしといて正解だったわー下手に芝居してたら大炎上するとこだったしと改めて思うイサナ。

「・・・」

「イサナお嬢さま・・・本当に全て忘れてしまったのですね」

「ご自分の肖像画をまるで他人のように眺めていらっしゃるもの・・・」

アンの言葉にドキッ!グサッとくるイサナ。

「あはは・・・まだ記憶が思い出せなくて・・・」

「こちらへ」

「大丈夫ですお嬢さまのことは私が全て知ってますから」

と話うつむくアン。

イサナお嬢さまは養子でごさいました

十年前ある夜の事故でご家族を亡くされたお嬢さまを今のご主人さまが実の娘のように育てられたのです

アンはもうひとつの肖像画へ案内する。

「この方です」

「お近くでご覧ください」

『かいん・ド・カスティア』伯爵

お嬢さまの伯父であり養子にしてこの館のご主人さまです

第9話につづく

第8話 感想

8話では伊佐奈が憑依する前のイサナについて少し紹介されていました。着替えの手伝いをしていたメイドの手が震えていたり、4日前から行方不明になっていたイサナが館に戻ってきても養子にした伯爵の姿がまだでてこないのは不思議ですね。

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