ピッコマ『小説の中の悪女皇帝になった』第31話 ネタバレ&感想

第31話 ネタバレ

「いいではないか期待しているぞ」

「!」

「ええ光栄です!」

「疲れたのでそろそろ休みたいんだが」

「申し訳ございません陛下にお会いできた喜びのあまりつい・・・」

「とんでもない楽しい食事だったぞ」

スチェータ男爵
スチェータ男爵

(やはりいらぬ心配だったのか。体がふらつくほど酒に酔っている)

「そこのお前、陛下をお部屋までご案内しろ」

「はい、ではこちらへ・・・」

「そういえば陛下のために特別なものをご用意いたしました。スチェーテの楽しい夜をお過ごしください」

「特別なものか・・・それは楽しみだな」

******

【ユリアside】

(はぁ・・・疲れるわ・・・)

「大丈夫ですか?」

心配するフィリップにユリアが頷き、まだ案内してくれているメイドが近くにいることをジェスチャーで知らせた。フィリップはハッと気づき口元を手で覆う。

(もぉカワイイんだから~)

メイド「侍従様はこちらの部屋をお使いください」

フィリップ「ゆっくりお休みください」

ユリア「ああ」

メイド「公爵はこの反対側のお部屋をどうぞ」

ユースト「俺は陛下をお守りする必要がある」

メイド「え?で・・・ですが・・・」

ユリア
ユリア

(なんだろうどうしてあんな顔を・・・)

******

「お待ちしておりました陛下」

ユリアが案内された部屋に入るとそこにはキラキラと輝く美男子たちが寝床で待っていた。

(これは・・・!?)

フェーズ公爵は未婚の皇帝のため自分の忠誠心を証明するかのように彼女に美男子を差し出した。

(ああ・・・忘れていた・・・・困ったわね・・・

しかも彼らはこういうことは初めてみたいだし。私はそう思わせたいだけであって本当に淫らな遊びをするつもりはなかったのよ!それに・・・)

ユーストがめちゃくちゃ怒っていた。

ユリアがニコッと笑顔を見せるとユーストも正気に戻り

「陛下!このことを帝国民に知られたら・・・!どうするおつもりですか!」

(逃げ道を作ってくれてるのかしら)

しかし

ユリア
ユリア

(今は人の目が多いわ。ここでユーストについて行けば仲が悪いという噂は嘘になってしまう)

ユリアがユーストの手を払った。

「!」

「毎度毎度、帝国民と・・・お前はいつもそんなことばかり言いおって!邪魔だ!これ以上私に関わるな!」

衝撃を受けた様子のユーストに

(!?)

(ちょっと!これは演技なんだから!そういう話だったでしょ!?)と戸惑うユリア。

2人は無言になる。

「はぁ・・・」とため息をつくユリアにユーストがビックと反応した。

「ユースト、お前はいつから私に意見を言えるようになったんだ」

「・・・・・・陛下」

「これ以上の邪魔は許さん!」

ユリア(ごめん・・・)

「・・・・・・」

「・・・・・・」

立ち去るユーストに気まずくなったメイドがサッと視線をずらす。

ユリア
ユリア

(さて・・・この後はどうすればいいかしら)

第31話 感想

ユリアどう対処するのか気になりますね・・・困った贈り物です。

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