第7話 ネタバレ
修理に出していたお店で突然、知らない男に腕をつかまれるアリア。アリアは急に掴まれて驚いたが男はよく見ると背は高いが20歳にも満たない子供だった。剣を使うにしては肌が白く貴族の身なりをしたアリアにもタメ口をきくこの男を知識もない田舎の貴族と予測するアリア。男もチケットを買っていたからアリアの言葉に反応したのだろうかと納得する。
ルプール子爵が投資に失敗し、カジノを処分して夜逃げする噂を聞いたと男に伝えた。
「これで満足かしら?」
「いや、嘘をついているならお前を許すわけにはいかない」
後ろに隠しもつ短剣を鞘から少し抜く男。
「噂だって言ってるでしょ?」
・・・そうだな
男とその連れはアリアが乗った馬車をみてロースチェントの者と予測する。エミールから借りたドレスにプレデリックのバラのブローチがついていたことからプレデリック家と婚約の話があるミエールと勘違いする男達。
(ミエールは蜂蜜という意味もあるが全く・・・似合ってないなどこかで会ったことがあるような・・・)
「まずはカジノから潰そう」
準備ができていないと男の連れはいうが、ルプール子爵が海外に助けを求めるよりはましだと言い計画を急遽変更することにした。
アリアを掴んだ自分の手をなぜか男は無言で見つめている。
屋敷に戻ったアリアは久々に外出したら危ない目に遭うところだったと言う。クビになると思い真っ青な護衛たち。
(守れなかったというより守ろうとすらしない騎士って・・・なんのためにいるのよ!)
クビにしてやりたいがこの状況を利用することにしたアリア。冷たい水を持ってきてくれると嬉しいとアリアが言うと護衛は慌てて取りにいく。その姿に笑うアリア。
笑っていたアリアはしばらくするとため息をつき、砂時計が入っている入れ物を隠し部屋に持っていく。
ミエールとは身長も髪型、瞳の色まで似ているからすぐにはアリアだとバレないはずと考えるアリア。
(ドレスを褒められたなんて言ったら毎日着るでしょうねこうしてミエールのイメージを変えていくか)
隠し部屋から出ると護衛が冷たい水を持ってきた。「これからもよろしく頼むわね」とにこりと微笑むアリア。
(未来を知っているからこそ余計に怖い・・・使える人はどんどん利用しなきゃね)
もう会うことがなければそれが一番いいけどと思うアリア。
男はたくさんの仲間たちを引き連れ「行くぞ!」と声をあげた。
第7 感想
アリアは田舎の貴族と思っていますが皇太子のような気がしますね。アリアはこの男とくっつく予定なの気になります。