ピッコマ『悪党のお父様、私と結婚してください♡』第52話 ネタバレ&感想

第52話 ネタバレ

エウレディアンが隣のテラスから飛び越えてきた。

エレニカはエウレディアンを見上げ(まるで何もなかったかのような顔・・・)と思った。

「ここ最近眠れなかったせいか頭がちょっと痛くて・・・」

「眠れない?」

心配したエウレディアンがエレニカの顔に触れる。

「!」

エレニカ
エレニカ

(この男の瞳にわたしだけが映った時の感覚が・・・とても心地良く感じられた時もあった)

「何度も悪夢にうなされたから眠れなくて当然ですよ。でもその分ちゃんと昼に寝てるんで大丈夫です」

「その割には目が赤いが?」

「あっ・・・平気です。それに夜は時間が過ぎるのが遅いのを除いたら静かで悪くないし・・・」

「昼と夜が逆転してしまったのか?」

「そうですね」

「眠れないのが原因ではないなら・・・大丈夫ではない理由が他にあるのか?」

エウレディアンに聞かれ言葉につまるエレニカ。しかしエウレディアンはじーっと見つめてくる。

(・・・あなたとソルレアの話を聞いてしまったんです。だから・・・)

エレニカ
エレニカ

「当分の間、神殿で過ごしてもいいですか?」

「神殿?」

「無理なお願いだって分かってます。民間人が神殿に長く留まることはできないから・・・でも——当分の間でいいので・・・」

「当分の間・・・か・・・」

(きっとこの男も念頭に置いていたはず)

「わたしルボブニに帰ろうと思うんです。約束しましたよね?

ルボブニの王がグルカマンロードを開放したらわたしを帰してくださると・・・その時が来たようです。

ルボブニはいつでもグルカマンロードを開放する準備が整っているはずなので・・・

アゼキエヌの件がまだ残っているけどわたしとの約束はルボブニ限定だったし・・・

ルボブニが協力的な姿勢を示している今となってはわたしが人質としてここに残る意味もない。そうですよね?

だからわたしがルボブニに帰っても何の問題も・・・陛下?・・・どうしたんですか?」

エレニカがエウレディアンの顔に手を伸ばすとエウレディアンがその手を掴んだ。

「・・・姫がベルゴットに来てどれくらい経つ?」

「に・・・2ヵ月半くらいです」

「2ヵ月半・・・もうそんなに経ったか・・・」

「本当に早いですよね!なんか色々あったけど時間があっという間に過ぎちゃってわたしもビックリです。とにかく許可してくださったらできるだけ早く帰ります!」

エウレディアン
エウレディアン

「許可・・・しなかったら?」

「え?」

エウレディアンがエレニカの手を掴む。

(聞き間違いじゃないよね?)

「許可を・・・どうして・・・?」

「・・・失言してしまったな」

「失言だなんて・・・そんなの無責任すぎる!!」

「無責任?」

「わたし・・・ベルゴットに残ってもいいんですよ?」

「姫——」

エレニカ
エレニカ

「名前!もう一度名前で呼んでください」

「・・・エレニノビカ姫」

「そっちじゃなくて・・・」

「姫」

「私に手を出さない方がいいと・・・はっきり言ったはずだが」

「陛下こそこれ以上逃げてばかりいないで・・・」

「姫」

「わたしのことが嫌なら嫌だってはっきり言ってください!

今すぐルボブニに帰ってほしいと・・・それがあなたの本心だと・・・また曖昧なこと言ってはぐらかさないで!」

(このままルボブニに帰ったらもう二度とあなたに会えないかも知れないから・・・)

エウレディアンがエレニカを引き寄せ抱きしめた。

エウレディアン
エウレディアン

「今のは反則だ。私は君を拒むことができないから・・・」

「帰らないでほしいかと聞かれたら帰るなと答えるしかないし、嫌なのかと聞かれたら嫌ではないと答えるしかないあまりにも明白なことだ。

だがそれでも君を帰さなければならない私の欲を満たすために君をここにいさせるわけにはいかないからな。

だからこれ以上私を苦しめないでほしい私の手で君を突き放すことはできないから・・・」

(本当は帰りたくないしもっとあなたに近づきたいけど・・・そうしちゃいけないってことに気づいてしまった)

「ずるいよ・・・」

「それはこっちのセリフだ」

「・・・どうして?」

「私にさっきの言葉を言わせたからだ」

「最初から正直に言ってくれたら良かったのに!」

「エレニカ」

(わたしの名前が何であれそんなの関係ない。愛情を込めて呼んでくれる人がいて——わたしは今ここに存在しているんだと実感できた)

第52話 感想

この二人付き合っていないのが不思議な距離ですねwww

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