ピッコマ『緑陰の冠』第12話 ネタバレ&感想

第12話 ネタバレ

抱っこされて移動中

「あっ!そういえば。イルミニティ伯爵の令嬢が病気みたい」

「本当ですか?」

「うん、治療師もどんな病気か分からないって・・・」

「それは大変ですね」

ラン
ラン

(原作で伯爵は薬が手に入るという話に騙されて公爵家を裏切った・・・でも今なら止められるはず)

「ゴールデンローズに薬を頼んだらどうかな?」

「悪くないと思います」

「でしょ?」

ロス卿がランの部屋の扉を開く。そのままユスタフがベッドまで運んでいった。

「ゆっくり休んでください」

「あっ、うん」

ユスタフがニコッと微かに笑う。

ラン
ラン

(さっきはビックリした。ユスタフたくましくなってた。とにかく今日は休もう・・・)

******

「元本と利息分です。叔父様」

「!」

(どうやってこんな大金を?)

「義姉様の宝石を売ったのか?」

「まさか・・・借用書をお渡しください」

叔父
叔父

(生意気な顔をしおって!小童が!これでは公爵家を我が物とする計画が台無しだ!)

「そうか金額は確認しないとな」

叔父が袋から出して金貨を噛む。

(本物の金貨だ・・・ベラトに間違いない!)

「ランは・・・どこだ?」

「姉上は業務でご多忙です」

「叔父の顔を見る時間もないのか?直接会いに行かせてもらう!」

叔父
叔父

(おのれぇ!このまま引き下がれるか!)

「謁見をお望みなら約束を取り付けてください」

「私はあの子の叔父だ!家族なんだぞ!」

「姉上はラチア公爵家の当主でもあります。家族といえど立ち場をわきまえてください」

「そうだな・・・当主様への非礼を許してくれ取り乱してしまった。これを」

叔父がユスタフに借用書を渡した。

「当主様にお目通りを願いたい。約束を取り付けてくれるまで何時間でも待たせてもらう」

「分かりました」

******

ユスタフ
ユスタフ

(侮れないな・・・怒りに任せて怒鳴り散らしたら追い出すつもりだったが)

「当主様にお伝えするつもりですか?」

「仕方ないだろ。待つと言ってるのだから」

「主君、ラン殿のついていかがお考えでしょうか?」

「どういう意味だ?」

「その・・・敵か味方かという意味です」

「敵だとしたら彼女に勝る脅威はないだろう」

(彼女が当主の座に就いて僅かな時しか経っていない。だが公爵家の皆が臨時当主を信頼している。私も然り・・・)

ユスタフ
ユスタフ

もし6か月後に帰って来ていたら居場所はなかった・・・

「早すぎる」

「主君?」

******

「叔父様が?」

「はい、それと借用書です」

「フン、清々した。ところで話ってなんだろう。わざわざユスに頼んだのに・・・」

「申し訳ありません」

「ううん、気にしないで会って話を聞くから」

第12話 感想

原作者のランと戦うなんて無謀ですよね。いくら主人公が無敵でも・・・

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