ピッコマ『悪役が施す美徳』第10話 ネタバレ&感想

第10話 ネタバレ

ジンジャー
ジンジャー

(これでわかった私がいくら努力してもこの世界はレラジエを中心に回ってるただ助演には許されないものを私はこれまで夢みてたんだ

本の主人公は私じゃなく彼女なのに)

「小説通りレラジエを見つめてる・・・」

(ここで諦めてしまえば私はただ小説の中の脇役『ジンジャー・トルテ』として終わっちゃう)

「主人公はピーみたいなレラジエだし。やっぱおとなしく諦められない」

ジンジャー
ジンジャー

(今の私がレラジエより有利なのはきっと・・・本を読んでイザナの秘密を知ってること。

唯一心が読めない女と唯一彼の秘密を知ってる女。彼にとってメリットがあるのはどっちだろ)

「ジンジャ~」

「キース・ミケルセンこの役立たず!」

「ジンジャー僕の話を聞いて!すり替えには成功したんだけど・・・」

「しゃべるな。その話はまたにして」

ジンジャー
ジンジャー

(小説ではこの先どうなるんだっけ?早くしないと時間がない!きっとこれが最後のチャンス。脇役として生きていかないといけない運命を変える最後のチャンス

イザナ!私を見て!私の目を見て!イザナ本当に人の心を読むことができるなら今の私の思いが伝わりますか!?私はあなたの秘密を知ってます!!)

ジンジャーが強く願ったおかげかイザナはジンジャーに視線を向けていたが、イザナはまったく動じてなかった。失敗したのねと思うジンジャー。

(やっぱり本の流れには逆らえないんだ・・・)

ジンジャーは落ち込んでいたが、イザナが椅子から立ち上がり歩き出した。

ジンジャー
ジンジャー

(小説通りなら彼が向かうのはレラジエのもと・・・だけどなんだか・・・私の方に来てくれる気がする。彼がもし私の心を読んだなら私のところに・・・)

イザナが自分の前まで来てくれたので成功したんだと喜ぶジンジャー。しかし、小説とは全然違く冷たい口調と鋭い目つきだった。

「ジンジャー・トルテそれをどうして知っている?答えろ」

ビクッと怯えるジンジャー。

(とりあえずレラジエのもとに向かうのは阻止したけど)

「・・・・・・陛下そのような険しい表情でお聞きになると怖くて答えることができません。私と一曲踊ってください。そうしていただければ陛下の質問にお答えします」

「・・・・・・」

ジンジャーの要求通りイザナは一緒に踊ってくれた。イザナの鋭い視線に心臓バクバクなジンジャー。踊る2人をレラジエは眉を寄せて見つめていた。

ジンジャー
ジンジャー

(小説の中のレラジエとのロマンチックなムードを期待したのに・・・現実って残酷・・・また寿命が縮まる。この曲が終わったら・・・なんて答えればいいんだろう。

実はここに来るまではレラジエにギャフンと言わせたいだけだった。だけど今は・・・はじめて会った瞬間からイザナという男この人じゃないとダメだって心が訴えてる。この急な感情の変化すら本の力なのかも知れない。

だけど関係ない。ただ純粋に小説の中のレラジエみたいに彼の不完全さを埋めてあげて彼の最初で最後の女としてその不器用な愛を注がれたい。

どうにか彼の気を引くことには成功したけど今注がれてるのは好意ではなく警戒心・・・待ってそれなら私に向けられたこの警戒心を・・・他の人に向けてしまえばいいのよ!

「さて答えてもらおうかどうして知っている?」

イザナが問いつめる。

第10話 感想

イザナに睨まれてばかりいるジンジャーがイザナに恋するとか本の強制力は強そうですねwww

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