第11話 ネタバレ
気分転換に庭園で水やりをしていたアリアは客人できていたミエールの婚約者、オスカーに水をかけてしまった。今までの努力が無駄になるのを恐れ慌てるアリア。
(でもどうして、お客さんのくせに1人でフラフラしてるのよ!寝るって言ったじゃない!)
アリアに勝手にウロウロしていた自分が悪いからそんなに誤らないで欲しいとオスカーは言う。怒りをこみあげていたアリアは目に涙を浮かべていた。オスカーはそんなアリアに心配する様子で泣いているのかと尋ねる。
オスカーは優しいから可哀想な子をほうっておけないタイプなのだと思うアリアはか弱くオスカーに微笑み泣いてないとこたえた。
今がチャンスだと思ったアリアは水で濡れてしまったオスカーに手作りの刺繍入りハンカチを渡す。
(貴族のご子息がハンカチを受け取る意味はご存知よね?この状況で断れるかしら?)
断れずに?仕方なく?受け取る様子のオスカーは受け取ったハンカチで水滴をふき取る。アリアはハンカチの刺繍に目がいくオスカーにプレデリック家(オスカーの家)の家紋の印章が気に入って練習がてら入れたと話す。
貴族の女性がハンカチを渡すことは好意を表す。その場で返すと女性に恥をかかせてしまうことになるので悩む様子のオスカーだったがハンカチを渡すことに成功するアリア。
二人は屋敷の中へ戻るとオスカーにスーツは余分に持ってきているか尋ねる。オスカーは侍従に頼んだから大丈夫だとこたえた。制服姿で休めずにいたからフラフラしていたのねと納得するアリア。
アリアと廊下で別れるとオスカーはアリアの微笑む顔や困った顔をなぜか思い出し後ろを振り返っていた。
(どうせお返しを渡されたらそこまでだから)
買い物から戻ってきた義兄とエミール。夕食時に義兄がエミールの代行でプレゼントにペン先を渡す。あきれた様子でため息をつくオスカー。エミールに礼を言い、義兄のカインが「俺からのプレゼントだぞ」と言うが慣れた様子で「渡しただけだろ」と話していた。
3人の親し気な雰囲気に入りにくいと感じるアリア。頬染めて微笑むエミールの方を見て目をギラつかせるアリアは
(そうね・・・ハンカチの話でも出してみる?ダメダメ、変に誤解されちゃまずいからね今できることをやるしかない)
オスカーが美人に弱いのか可哀想な子を演じるべきか悩む。ぼーっとするアリアを気にして声をかけるオスカー。体調を気にかけるオスカーに可哀想な子を演じることにしたアリア。
アリアは風邪をよそおいオスカーの気をひく。ミエールはその様子に動転してフォークを落としてしまう。
顔色を暗くして握りしめていた両手はかすかに震えていた。
第11話 感想
アリアいわくオスカーは優しい様ですがわたしはオスカーが腹黒キャラでもおどろきませんよ!ぽやーっとしていて無害そうですが心の中で(面倒だな)とか(もっと泣かしてやりたい)とか考えていてもおかしくないというか、そんな感じのキャラに見えました・・・私の目が濁っているせいかなww
エミールへの復讐は順調な様子ですね