ピッコマ『ありふれた転生女子の事情』第47話 ネタバレ&感想

第47話 ネタバレ

バレリー
バレリー

「今の私たちの関係は・・・あなたが思うような関係ではなく・・・友だちっていうか・・・でも友だちは言い過ぎかしら・・・」

ムレア
ムレア

「??

「もしかしてカイロスお兄様のことが好きでもないのに無理に婚約関係を維持してるってことですか?」

「好きではない・・・わけでは・・・」

「何かお兄様を受け入れられない事情でもあるんですか?」

「いえ、もうそんなものはなくなったと思うけど・・・」

イライラ!

「じゃあいったい何なんですか!!」

「まあまあ落ち着いて。それは・・・今の感情が人として好感を持ってるだけなのか男性として好きなのか確信がない・・・という感じかしら?」とセレニアが言う。

「じゃあ確認してみましょう!グイグイ押しまくっちゃってください!まずは一度やっちゃえばはっきりしますよ!」

「なっ何をやるっていうんですか?」

「何って恋人同士がやることなんて決まってるでしょ?」

ムレア
ムレア

「デートです!」

******

「僕は勇士ドウェロ公爵だ!」

「僕は皇太子だぞ!皇太子の剣を受けてみろ!」

町の子供たちがなりきって木の枝を振り回す。

「安いよ安いよ~!今日は特売だよ!」

町が賑わっている。

カイロス
カイロス

「領地視察に付き合ってくれてありがとう」

バレリー
バレリー

(どうしてこんなことに・・・)

ムレアが言ったことも一理あると思って勇気を出して言ってみたら

【回想】

「カイロス!今日はお天気もいいし一緒にお出かけしませんか?」

「曇ってるが?」

カイロスの返答に周りが慌てて助言する。

「何言ってるんですか。ちょうどお忍びの視察に行く時期ではありませんか!」

「そんな計画はないが?」

「さあさあどうぞいってらっしゃい!」

「しかし城を空けるわけには・・・」

「何かありましたらすぐに私がお二人を探しに行きますから!!」

そして今に至る・・・

バレリー
バレリー

「考えてみたら一度もお屋敷の外に出たことがなかったので!カイロスの領地にも興味あるし・・・」

カイロス
カイロス

「・・・そうか」

「先祖たちが王室のために力を尽くしてくれたおかげで我が一族はかなり肥沃な土地を授かったんだ。だからここではいつでも新鮮な旬の果物を食べることができる」

バレリーが屋台のリンゴを食べた。

「美味しいっ!!」

それを見て微笑むカイロス。

「あらまぁ仲がいいのね~新婚さん?」

「え?あ・・・」

「こんなに可愛らしい奥さんですものご主人さんが優しいのもわかるわ~」

「そんなことありませんよ~」

「りんごを買ってくれたお礼ってわけじゃなくて」

店員
店員

ボルシェイク令嬢が見たら羨ましがるわよ~

「ボル・・・?それはどういう・・・」

自分の話題に思わず固まる。

「なんだお嬢さん知らないのか?」

「うちの領地にドウェロ公爵の婚約者としていらしたボルシェイク伯爵家の長女のことだよ。なんでも皇太子まで惑わすほどの美女らしいね」

「え??」

「もし彼女が皇太子を選んだとしても私は理解できるよ。ドウェロ公爵は仕事のことしか頭にないでしょ?どうせ婚約者を家に置いておいて一緒に出かけることもないだろうよ。

ずっとお屋敷に閉じ込められて令嬢がどんなに寂しいことか」

お店の人の言葉がカイロスにグサッと突き刺さる。

「領主としては最高かもしれないけど男としては最悪の婚約者よね」

「で・・・でもいい人だしカッコいいじゃないですか!」とフォローする。

「お嬢さん何言ってるんだい!男は顔だけじゃないわよ!そこのご主人!どこ見てるんだよ?通り過ぎる他の女を見てるんじゃないだろうね?」

ドンッ

子ども「受けてみろ・・・」

木の枝を振り回して遊んでいた子供が後ろに下がりカイロスにぶつかる。

「ドウェロ公爵みたいによそ見してて奥さんを取られないようにしなよ!」

子どもはぶつかったことに気づき上を見上げた。

「危険だ気をつけろ・・・」

フードで顔を隠していたカイロスだったが子どもを支えようとしてボタンが外れローブが落ちる。

カイロスの素顔に店の人たちは

「男は顔がすべてだな・・・」

「そうね・・・」

口を大きく開けて驚く子供たち。

「ド・・・ドウェロ公爵だあああ!!」

「本物のドウェロ公爵ですか??じゃあ僕たちと剣で戦いましょうよ!!」

「ダメだ。一般市民と戦うことはできな・・・い・・・」

バレリーとカイロスがその場を逃げ出した。

「あっ消えちゃった!」

「あの貴婦人すごい速いぞ!」

ザワザワ!

******

カイロス
カイロス

「あんでいえうんだ?【なんで逃げるんだ?】」

バレリー
バレリー

「静かにしてください!」

バレリーがカイロスの口を手でふさぐ。

「こっちに行ったみたいだぞ?」

「いや、あっちじゃない?」

「じゃあ、あっちに行ってみよう!」

「うん!」

子供たちが通り過ぎて行った。

「・・・・・・よくない噂があるのに、こんな人が多いところにいたらもっと面倒なことになりますよ!道端で記者会見したくなければ・・・」

「なんだそれは?それより」

カイロスがバレリーを引き寄せる。

「キャッ」

カイロス
カイロス

「雨が降り始めたからもっとこっちに近づけ」

屋根のある所で雨宿りする。しかし雨が強くなってしまった。

「今から臨時の待機所に向かって全力で走るぞ」

バレリーはローブに2人仲良く隠れて雨除けしながら走る姿を思い浮かべる。

(こういうのやるってこと?こんな戦闘的に??)

第47話 感想

ムレアとも仲良くなれた感じですね。そしてカイロスとの初デートで雨が降ってきてしまったようです。

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