ピッコマ『悪役が施す美徳』第37話 ネタバレ&感想

第37話 ネタバレ

レラジエが忘れ物を取りに戻ってきてしまい、急遽タンスに身を隠すふたり。タンスの中で閉所恐怖症のハメルが気を紛らすためなのかジンジャーを抱きしめてきた。

ジンジャー
ジンジャー

(ど・・・どうしよ・・・!心臓が破裂しちゃいそう!)

一方、レラジエはタンスからはみ出る洋服を発見する。

カツッ カツッ 歩くレラジエ。

ジンジャーはハメルが抱きしめてくるのでドキドキしていた。

カツッ カツッ

ガチャッとレラジエが扉を開く。

「!?」

「ちょっとあなた!!」

「は・・・はい?」

「タンスからお洋服がはみ出してるじゃない気をつけてよ!」とスパイのメイドに注意する。

「あっ!も・・・申し訳ございません以後気をつけます」

レラジエが出て行った後、メイドはキョロキョロと見てからタンスを開いた。

「ここでしたかレラジエ様はもう行かれました」

「あ・・・ありがと。また外で見張りをしててくれる?急いで用を済ませるから」

「はいかしこまりました」

パタンッ

「・・・・・・」

「ハメル?あの・・・あまり時間がないので急ぎましょ?」

ジンジャーが声をかけるとハメルはハッとした様子だった。

「あ・・・すいません」

「大丈夫ですか?」

「それが・・・」

「?」

「・・・まったく大丈夫ではありません」

「ごめんなさい・・・こんなことになるとは思わなかったんです」とジンジャーは謝る。

ジンジャー
ジンジャー

(心臓に負担がかかったのかな?キツそう・・・)

「・・・ですがどうにか耐えることができました励ましてくださりありがとうございますジンジャー様」

「あっ、いえいえ!力になれてよかったです。ハッ・・・ハハッ・・・」

ジンジャーがチラッと見るとハメルは顔をバッとそむけた。

(私・・・また余計なことした・・・?)

ジンジャー
ジンジャー

(それより・・・さっきはびっくりした~ハメルも男だもんね。急にあんなことされるとバクバクして当然だけど・・・

イザナに感じたトキメキとはまた違ったな~なんだかビターでピリッとした感じ?って私、何考えてんのよ。さっさとネックレスを探さなきゃ!)

(んっ?これは・・・)

「ありましたハメル!」

(あとはすり替えるだけ・・・)

「あっ!」

ジンジャーは手を滑らせてしまいネックレスが入っていた箱を偽物のネックレスと一緒に落としてしまった。

ガビーンとショックを受けるジンジャー。

「ジンジャー様どうかされましたか?」

「な・・・なんでもありません・・・」

ジンジャー
ジンジャー

(やっちまった!!どうしよ・・・どっちがどっちだかわかんない)

スパイのメイドが「ジンジャー様まだですか?食事の時間なのでもう行かないといけません」と声をかける。

「あっ!ごめん。もう終わる」

(えっと・・・こっちの方が輝きがいいからこっちが本物かな!?)

「フゥ~!一時はどうなることかと思いました。お疲れ様ですハメル」

「いえ、それより・・・今日はご自宅までお送りできませんがよろしいでしょうか?」

「はい?あっはい。子どもじゃないので一人で帰れますよ」とジンジャーが微笑む。

「では失礼します。急用を思い出しまして」と胸を片手で押さえ顔をそむけたままハメルは話す。

「はぁ~い・・・」とジンジャーが残念そうにこたえた。

******

「ハメルは大丈夫かな?具合が悪そうだったけど」

ジンジャーは髪をとかしながら思う。

(閉所恐怖症にタンスはひどいよね・・・)

ジンジャー
ジンジャー

(フフッ、ネックレスは無事に奪えたし明日これをイザナに見せたらどんな顔するかな?笑ってくれるといいな・・・)

******

「こんにちはジンジャー・トルテ様」

「?」

「あれっ?あの・・・ララは・・・?」

「ラキシャン様は休暇を取られました。私はその間、代理を務めるミカエルと申します」

ジンジャー
ジンジャー

(休暇?こんなに突然?昨日はそんなこと言ってなかったのに何かあったのかな?

ちょっと待ってそれじゃ私ブレスレットなしでイザナに会わなきゃなんないじゃん。イザナの前でハメルのことを考えてしまえば・・・!)

第37話 感想

レラジエに見つかる展開かと思いましたが上手くいったようですね。ただ、落としてしまったのですり替えができたのかは謎ですが。

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